登り口付近まで戻って周りを見渡してみますが、それらしき道が有りません。
おかしいな?と思ってガケの様な所に登ってみると、なんと、そこが登り口でした。
こんな看板が地面に置いてあるだけでは、初めての人は解らないです。
ぐんぐん登山道を登って行きます。もう周りは特別保護地区のはずです。
その割には登山道の脇の小さな樹は刈られています。
登山する人の為でしょうが、特別保護地区ですよね〜。
エサキキンヘリが付くミヤマハンノキやヤナギ類、ヤマハンノキなどを
見て歩きますが、ミヤマハンノキは有りません。
ヤナギ類やヤマハンノキにはエサキキンヘリの姿は有りませんでした。
そのうちに賽の河原に着きました。
なんともせまい、ただの広場という感じです。
ここを過ぎれば特別保護地区から抜けるはずです。
ずんずん登って行くと道がなだらかになりました。
周りは亜高山帯の植物相の様ですが、ミヤマハンノキは有りません。
しばらく進んで行くと山小屋の管理人さんがいました。
そこで昆虫採集しに来た事を告げると、「ここから先は特別保護地区だから
行っても無駄だよ」言われました。
私が持っている地図ではこの先は大丈夫だったはずなのですが、、、、、。
少し国立公園の話をして、その専門の地図が貰えると聞き
浄土平のビジターセンターへ行く事にしました。
賽の河原のやや下方から眺める福島市内。
車に戻り、浄土平をめざします。向こうに見えるのは吾妻小富士です。
ビジターセンターに着き国立公園の保護地区の地図をもらいます。
係りの方曰く「これは普通差し上げないのですが、、、、。」
なんで?と思いましたが、もらえたので良しとします。
早速その地図を見てみますと、やはり、むし社の「昆虫採集禁止種・地区一覧」
が正しいことが解りました。
と言う事は、これで正しい採集ができると言う事になります。
今回はエサキキンヘリは見つける事が出来ませんでしたが、
特別の地図を手に入れられたので、来年はこれを参考にもう少し確認して
採集をしてみたいと思います。